今、20代が続々始めてる"インデックス投資"って何?
インデックス投資【画像出典元】「stock.adobe.com/Сake78 (3D & photo)」
インデックス投資のメリットとデメリット
メリットと思われる特徴
1.投資が初めての人でも資産価値の増減が理解しやすい
日経平均やNYダウなどニュースなどで目にするメジャーな指数(インデックス)に連動しているものならば、「今日は日経平均が上がったので自分の投資信託も値上がりしている」「コロナショック時には株価が一気に値下がりし、その後に上昇をした。そのため自分が買おうと思っている投資信託の値動きも同じ値動きをしている」など商品の特徴が分かりやすいことはメリットといえるでしょう
2.手数料などの各種のコストが安い
上述しましたが各種のコストが安いこともインデックス型投資信託のメリットです。近年、インターネット専業の証券会社がリードする形で、株式投資を含めた証券取引の各種手数料は値下がりをしてきました。
投資信託の売買には買付手数料・信託報酬(維持費)・信託財産留保額(売却時の手数料)の3つの手数料が必要ですが、近年では買付手数料無料(ノーロードともいいます)・売却時の信託財産留保額も無料という投資信託を取り扱う証券会社も増えてきました。
3.インデックス投資は常に分散投資
インデックス型のファンドに使われる代表的な指数を少しあげてみましょう。
4.少額からスタートできる
株式投資は基本的に売買の単位が100株からになっており、100株分の資金と買付手数料が必要です。そのため投資を始めるまでに、資金面でのハードルが高くなりがちです。
5.リスクの軽減が期待できる積立て投資と相性が良い
インデックス投資に適している投資方法は積み立て投資です。投資信託で積み立て投資を行う場合は、毎月同じ銘柄・同じ金額で購入していくことがおすすめです。積み立て投資は、購入時期を分散することで投資のリスクの軽減が期待できる、購入価格の平準化によりリターン(儲け)が得やすいといわれている投資方法です。
デメリットと思われる特徴
1.投資先が限られる
某ネット証券会社の投資信託の取り扱い数は約2600本ですが、そのうちインデックス型の投資信託はおよそ450本です。この450本の商品のうち、日本の株式市場の指数に連動している商品は約90本あります。その約90本の投資信託の大部分が日経平均株価やTOPIXに連動している商品です。
2.満塁ホームランを狙うことは難しい
インデックス投資はマーケットの指数に連動するため、短期間で大きな利益を狙うことが基本的に難しい投資方法です。一方、アクティブ型の投資信託は投資スタートから短期間で大きな利益が出ることもあり、インデックス型よりも成績が良いことがあります。
手軽に手堅く。投資初心者はインデックス投資から始めてみよう
日経平均株価を表示するボード=2021年11月29日、東京都中央区、朝日新聞社
インデックスファンドの平均の信託報酬は、モーニングスターにおける「主要インデックスファンド一覧」232銘柄が対象。アクティブファンドの平均の信託報酬は、モーニングスターにおける「2020年8月末までの過去60カ月間モーニングスターレーティングが算出されているアクティブファンド」263銘柄が対象
世界全体に投資して、経済成長の恩恵を受けられる
これはMSCI ACWI インデックス投資 Indexという、全世界株式の代表的な指数の過去のグラフです。
MSCI「End of day index data search」、日本取引所グループ(JPX)「TOPIX(東証株価指数)」より筆者作成。MSCI ACWI(All Country World Index)、TOPIXともに1987年=100とした値。対象期間は1987~2020年
IMF「WORLD ECONOMIC OUTLOOK(October 2020)」、MSCI「End of day index data search」より筆者作成。MSCI ACWI(All Country World Index)、世界の名目GDPともに1987年=100とした値。対象期間は1987~2020年で、2021年以降のGDP推移はIMFにおける予測
ちなみに、全世界株式の投資信託で最も人気があるeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は、今回紹介したMSCI ACWI Indexに連動しています。
MSCI ACWI Indexにおける各国の構成比率を見ると、現状は米国が57.8%とかなり高くなっています。
各投資信託の目論見書より筆者作成。信託報酬やMSCI ACWI Indexにおける各国の構成比率などは2021年3月末時点の数値。表示桁未満の数値がある場合、四捨五入
初心者はまずインデックス投資から!オススメのファンドを3つ紹介
GFS 編集部
最近、「 インデックス投資 」という言葉を耳にすることが増えてきたのではないでしょうか?
「老後に年金がもらえるか心配。」「子供 の教育費 を準備したい。」など、お金の悩みを解消するために、インデックス投資を始める方が近年増えてきました。
・インデックスとは何か
・初心者にオススメのインデックス投資の方法
・オススメのインデックスファンド
・インデックス投資で損しないために注意すること
1. インデックス投資とは?
インデックスとは、 市場の動きを表す指数 のことで、インデックス投資は指数に連動した運用を目指す投資方法のことです。
日本の指数の代表は 日経平均株価 や TOPIX などがあります。皆さんも日経平均株価という言葉は朝のニュースなどで聞いたことがあるのではないでしょうか。
特に、アップルやグーグル、マイクロソフトといった名だたる企業が組み込まれている、米国の S&P500 や NASDAQ といった指数は近年注目を集めています。
インデックス投資のメリットとデメリットは?
インデックス投資の一番大きなメリットは、 コストを上回るリターンを得られる可能性が高いこと です。
前述して米国の指数のS&P500とNASDAQの過去30年の年率平均はそれぞれ、 10,4% と 11.7% です。(参照:マイインデックス)
主要なインデックスファンドの保有中にかかるコストが0.5%未満であることがほとんどなので、かなり大きなリターンを狙うことができます。
インデックス投資がオススメな人は?
・投資初心者の方
・会社員の方
・投資の勉強をする時間があまり取れない方
投資初心者の方
会社員の方
投資の勉強をする時間があまり取れない方
インデックスの過去のリターンは?
2. オススメの投資手法はインデックス型の投資信託に積立投資!
結論、 インデックスに連動した投資信託に積立投資をする方法がオススメ です。
積立投資とは毎月決まった金額の投資信託を購入していく投資法です。
積立投資がオススメな理由!
1つは、 兼業投資家でもできる こと。
そしてもう1つが、 手間(コスト)があまりかからないこと です。
兼業でもできる
手間(コスト)があまりかからない
指数に連動した投資信託を購入する場合、購入時と売却時の手数料がかからないものがほとんどです。
後述する、投資信託の保有期間にかかる手数料だけを考慮すれば、それ以外の手数料は考えなくても大丈夫です。
取得価格が安くなる場合がある
この積立投資は ドルコスト平均法 とも呼ばれる投資法ですが、投資対象が値下がりした時にも積立を続けていると取得単価をが安くなる場合があります。
こちらは例を用いて解説します。
ここでは毎月10,000円を投資した場合、取得価格がどのように変化するのかを説明します。
投資信託での運用が良い理由!
購入金額が大きくなる
日経平均株価に連動するETFでは、大和アセットマネジメントのダイワ上場投信-日経225が28,855円(12月20日終値)インデックス投資 、三菱UFJ国際投信のMAXIS 日経225上場投信が28,955円( 12月20日終値 )と少額とは言えない金額になっています。
値動きが気になる
インデックス型の投資信託への積立投資の始め方!
3. インデックス投資でオススメの投資商品3選
1.iFree NEXT NASDAQ100 インデックス
→取扱のある証券会社はこちら
2.SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド
そして、投資対象が世界経済を牽引している米国企業500社です。この中には皆さんご存知のグーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルやマイクロソフトが含まれています。その頭文字をとって、GAFAMの愛称で呼ばれるこれらの5つの企業の 会社の価値や規模を表す 時価総額は、日本で上場している、全ての企業約3,814社(2021年12月23日時点)の合計の時価総額を上回っています。ここからも米国企業の優位性がわかります。
この投資信託は、開始から約69%も上昇しています。
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3.eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
三菱UFJ国際投信が運用しているこちらの投資信託はなんとこの1本で全世界の株式に投資をすることができます。その内訳は約60%が米国ですが、そのほかにも日本や新興国の株式も含まれています。手数料の安さも魅力ですが、これ1本で全世界に分散投資ができることは非常に魅力的です。
→取扱のある証券会社はこちら
4. インデックス投資で損しないために注意すべきこと
積立する前に「手数料」を確認する
インデックス型の投資信託に積立投資する前に、 手数料は絶対に確認してから購入 するようにしてください。インデックスファンドへの積立投資は、長期間行うものですが、その1番の敵となるのは手数料です。
インデックスファンドを選ぶ基準は、売買時の手数料がかからず、保有時の手数料である 信託報酬 が0.5%以下のもの を選びましょう。
市場の下落時にも積立を続ける
下のチャートは過去の暴落を表していますが、それでも右肩上がりで上昇していることが分かります。
目標額になるまで積立を続ける
以下の例は10年後に1,000万円を目標とした場合、5%で運用すれば毎月いくら積み立てれば良いかをシミュレーションしています。
5. まとめ
・積立する前に「手数料」を確認すべし
・市場の下落時にも積立を続けるべし
・目標額になるまで積立を続けるべし
・iFree NEXT NASDAQ100 インデック
・SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
GFS インデックス投資 編集部
生徒数1万人突破!「生徒数」「講義数」「講義時間数」「講師数」でオンライン投資スクールでは日本一の認定を受けているお金の学校GFS(GlobalFinancialSchool)のコンサルタントチームです。
全員が現役の投資家であり、生徒から投資の相談を受けています。
現場を知っているプロの投資家達が、皆さんが理想の人生を掴むために、本質に基づいた投資の情報を発信していきます。
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