スプレッドの意味|利益最大化の鍵となる取引コストの特徴とは?
スプレッドの単位は「銭」と「pips」の2種類あります。
ドル/円(USD/JPY)など、通貨ペアに日本円が含まれる場合は「銭」を使用します。
例えば、ドル/円(USD/JPY)の売値と買値の価格が「100.00円-100.03円」で提示されていたとしたら、その差額「3銭(=0.固定スプレッド 03円)」がスプレッドになります。仮にドル/円を1Lot(=1万通貨)取引した場合には300円(=0.03円×10,000)の取引コストが発生する計算となります。
また、ユーロ/英ポンド(EUR/GBP)など、日本円以外の通貨ペアには「pips」を使用します。
例えば、ユーロ/ドル(EUR/USD)の売値と買値の価格が1ユーロあたり「1.14030ドル―1.14050
ドル」で提示されていたとしたら、その差額「2 pips(=0.0002ドル)」がスプレッドになります。
▼ スプレッドは狭いほうがいい?
スプレッドの「原則固定」の意味
▼ 「原則固定」とは?
スプレッドは同じFX会社の同じ通貨ペアであっても変動するものですが、例外を除き、FX会社が通貨ペアごとに定めているスプレッドを固定してレートを提供することを「原則固定」と表現します。スプレッドが小刻みに拡大したり縮小したりといった具合に変動すると、お客様が取引しづらいため、原則固定にするFX会社が昨今多くなっています。
スプレッドが原則固定だと投資家はスプレッドの拡大縮小により毎回取引コストが異なるということがなくなります。そのため、投資家は取引する通貨ペアの取引コストをあらかじめ
把握したうえで取引をすることが可能となります。
原則固定以外には、変動スプレッド、完全固定スプレッドがあります。変動スプレッドの場合、時間帯によってスプレッドが広がる可能性があります。
▼ 「原則固定」には例外がある
「みんなのFX」のスプレッドは業界最狭水準!
▼ 「みんなのFX」のスプレッドの特徴
また「みんなのFX」は約定率も非常に高いです。約定率というのは、お客様が出した注文が、意図した通りに成立する確率です。どんなにスプレッドが狭くても約定率が低ければ意味がありませんが、「みんなのFX」の約定率は99.9%という超高水準を誇っています。
自社で開発したシステムが1秒間に約8,000件もの約定を高速処理できるため、より有利なスプレッドで着実に約定するというプロと同等の投資環境を提供しています。
さらに、相場が急変した際などに注文価格と実際の約定価格にずれが生じるスリッページのリスクも極めて低くなっていて、100万通貨などといった大口の売買であっても、スリッページのリスクは同様に抑えられています。
▼ 固定スプレッド 取引画面でのスプレッドの見方
こちらは「FX Trader」のプライスボードです。
プライスボードには、通貨ペアごとのリアルタイムレートや、その日の高値・安値、スワップポイントなどが表示されています 。
売値と買値の差がスプレッドになり、赤枠で囲んだところにスプレッドが表示されています。
USD/JPYで見てみますと、「Bid(売値)=107.273円」と「Ask(買値)=107.275円」となっていてその差「0.2銭」が実質的な取引コストとなります。
▼ スプレッドが狭い会社を選ぼう
タイプ別FX運用スタイル徹底比較
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【取引に関する注意事項】
■店頭外国為替証拠金取引「みんなのFX」「みんなのシストレ」、店頭外国為替オプション取引「みんなのオプション」及び店頭暗号資産証拠金取引「みんなのコイン」は元本や利益を保証するものではなく、相場の変動等により損失が生ずる場合がございます。お取引にあたっては契約締結前交付書面及び約款を十分にご理解頂き、ご自身の責任と判断にてお願いいたします。
■みんなのFX、みんなのシストレにおける個人のお客様の証拠金必要額は、各通貨のレートを基に、お取引額の4%(レバレッジ25倍)となります。ただし、トルコリラ/円及び ロシアルーブル/円においてはお取引額の10%(レバレッジ10倍)となります(トルコリラ/円はみんなのFXのみ)。法人のお客様の証拠金必要額は、金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額又は当該為替リスク想定比率以上で当社が別途定める為替リスク想定比率を乗じて得た額となります。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第 117 条第 27 項第 1 号に規定される定量的計算モデルを用い算出されるものです。
■みんなのコインにおける証拠金必要額は、各暗号資産の価格を基に、個人のお客様、法人のお客様ともにお取引額の50%(レバレッジ2倍)となります。
■みんなのFX、みんなのシストレ、みんなのコインはレバレッジの効果により預託する証拠金の額以上の取引が可能となりますが、預託した証拠金の額を上回る損失が発生するおそれがございます。
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■みんなのシストレの投資助言報酬は片道0.2Pips(税込)でありスプレッドに含まれております。
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■みんなのオプションは満期時刻が到来すると自動行使されるヨーロピアンタイプのバイナリーオプション取引です。オプション料を支払うことで将来の一定の権利を購入する取引であることから、その権利が消滅した場合、支払ったオプション料の全額を失うこととなります。購入価格と売却価格は変動します。1Lotあたりの最大価格は、購入の場合990円、売却の場合1,000円です。オプション購入後の注文取消は行う事ができませんが、取引可能期間であれば売却は可能です。ただし、売却価格と購入価格には価格差(スプレッド)があり、売却時に損失を被る可能性があります。相場の変動により当社が提示する購入価格よりもお客様に不利な価格で購入が成立する場合があります。また当社の負うリスクの度合いによっては注文の一部もしくは全部を受け付けられない場合がございます。
■暗号資産は本邦通貨または外国通貨ではありません。法定通貨とは異なり、特定の国等によりその価値が保証されているものではなく、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済に使用することができます。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会:日本証券業協会 一般社団法人 金融先物取引業協会 一般社団法人 第二種金融商品取引業協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会 一般社団法人 日本暗号資産取引業協会 日本投資者保護基金
FX・バイナリーオプション・システムトレードなら、「みんエフ」でお馴染みのみんなのFX!みんなのFXは、トレイダーズホールディングス株式会社(スタンダード市場上場8704)の100%子会社であるトレイダーズ証券株式会社が運営しています。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会 日本証券業協会 金融先物取引業協会 第二種金融商品取引業協会 日本投資顧問業協会 トレイダーズ証券は、上場企業トレイダーズホールディングス(スタンダード市場上場8704)の100%子会社です。
※主要経済指標発表時等の急変時、国内外の休日や平日早朝など著しい流動性低下時はやむをえずスプレッドを拡大することがあります。メンテナンス時間(火-金 6:55~7:10、土曜日6:50~月曜日7:00)は適用時間に含まれません。各通貨ペアのスプレッド提示状況は、主要通貨ペアスプレッド提示実績[PDF]をご覧ください。
※2:注文数量の上限は取引要綱より「取引上限」の項目をご確認ください。
※3:トルコリラ相場の急変など市場情勢の変化に伴い、トルコリラを含む通貨ペアの実勢インターバンクレートのスプレッドが著しい拡大傾向にあるため、11月22日より当面の間、トルコリラ/円における5万100通貨以上のお取引をパートナーズFXnanoでのスプレッド広告適用対象外とさせていただきます。
※スプレッド縮小キャンペーンの開催に伴い、上記基準スプレッドと異なるスプレッドが適用される時間帯がございます。
※米ドル/円につきましては、取引提携金融機関(カウンターパーティ)から当社に配信される米ドル/円のレートが極めて不安定になっているため、 4月11日より、スプレッド縮小キャンペーン実施期間中は24時間0.0銭のスプレッドが適用される取引数量を1回あたり1万通貨までとします。
※米ドル/円の1万100通貨以上のお取引につきましては、取引提携金融機関(カウンターパーティ)から当社に配信される米ドル/円のレートが極めて不安定になっているため、4月11日より、スプレッド縮小キャンペーン実施期間中は6時~8時(月曜日は7時~9時)がスプレッド7.9銭となります。
パートナーズFXnano リアルタイムレート
※上記通貨ペア以外のレート・スプレッドは、取引ツールよりご確認ください。
※メンテナンス時間中はレートの配信を実施しておりません。詳しくは取引要綱より「取引時間」の項目をご確認ください。
※米ドル/円・ユーロ/円・豪ドル/円・ユーロ/米ドル・ポンド/米ドルは1万通貨まで、ポンド/円は5,000通貨まで、トルコリラ/円、メキシコペソ/円、南アランド/円は3万通貨までの場合の数値を表示しております
【2021年】国内FX30社のスプレッドを徹底比較!基礎知識と初心者にも推せる優秀3社を紹介
まず国内FX業者と海外FX業者で大きく異なるのは、レバレッジの高さです。 日本国内ではFXのレバレッジを最大25倍に規制しており、国内FX業者はその水準を採用しています。 一方でスプレッドに関しては、海外FX業者に比べて国内FX業者の方がスプレッドを狭く設定していることが多いです。また海外FX業者では、取引手数料や外貨を入出金する際に為替手数料もかかりやすいのに注意。 コスト面では国内FX業者の方が有利だといえます。
税率の違いに注意!
FXを始めるならまず国内FXから
スプレッドが狭いおすすめFX業者3選
みんなのFX
自動取引やバイナリーオプションなどさまざまな取引方法ができるみんなのFXは、スプレッドの面でも非常に優秀です。
1,000通貨からの取引が可能で、 さらに ユーロ/円・英ポンド/円・豪ドル/円など対日本円のペアのスプレッドは業界トップレベルの狭さ! 初心者向けだったりトレンドがわかりやすい通貨でスプレッドが狭いと、取引するときも安心して行うことができます。
SBI FXトレード
SBI FXトレードは、そのスプレッドの狭さが大きな特徴です。米ドル/円ペアは、0.00〜0.09銭という驚異的なスプレッドを提示しているので、始めてFX取引をする方でも、コストを抑えながら取引できます。
外為どっとコム
外為どっとコムは、2002年創業のFX業界では比較的歴史の古い会社で、2022年1月には総口座数56万7,000口座を達成しています。
外為どっとコムの利点は、 スプレッドが全体的に狭く、取引数量も多く安定していること。 また定期的に資産運用に関するセミナーを主催しており、学びながら取引をレベルアップさせることができます。
Googleスプレッドシート セルを固定 1行や1列 任意の場所で指定可能。作業効率アップ!
スプレッド gyouretu
Googleスプレッドシート 行と列のセルを固定 固定スプレッド は
1行や2行とか1列や2列はもちろん簡単です。
また、任意の場所での指定も簡単に出来ます。
この方法を使うと作業効率は数段にアップします。
Googleスプレッドシートでいろんなデータや資料を
管理しててデータ量が多くなってきた場合、
スクロールしていくと、 行と列の最初の方が見れなくなります 。
私は、いつも効率が悪いなぁと、思ってました。
でもこの方法があるの知ってからは、すぐに設定してるので
ストレスなく作業が出来てます。
行と列を固定する方法
表示タブ⇒ 固定の順番でクリック 固定スプレッド します。
すると下図のようになります。
1行・2行と1列・2列 を指定する場合
1行・2行と1列・2列の指定の場合は、
それぞれの、 1行・2行と1列・2列 をクリック。
これで設定が可能になります。
固定が反映されたところに、グレーの太線が入ります。
1行固定する場合
2行目で固定したい場合は、 2行をクリック 。
で2行目で固定されるようになります。
1列目で固定したい場合は、 1列をクリック。
2列目で固定したい場合は、 2列をクリック 。
こんな感じで、簡単に出来ます。
任意の場所での固定方法
次は、 3行・3列以降の場所で固定する場合
の方法も説明していきます。
表示 ⇒ 固定 で選択してるセルの
場所が表示されるのでそこを選択です。 固定スプレッド
例えば、4行目で固定したい場合。
4行目のセル選択。 (4行目ならどこでもOK)
これで4行目で固定されました。
5行目以降がスクロールされるようになります。
次に、D列で固定したい場合は、
D列のセルを選択した状態で、
表示 ⇒ 固定 で選択してるセル
が表示されてるのでそこクリック。
これでD列での 固定は完了です。
E列移行がスクロールされるようになりました。
下図は、 5行目とD列で固定設定した場合です。
固定を解除する方法
行・列の固定を解除する方法も説明しときます。
表示 ⇒ 固定
行を削除する場合は、 行なし をクリック。
列を削除する場合は、 列無し をクリック。
Googleスプレッドシートで既に作成してるシートのデータを 違うスプレッドシートに表示させる方法が簡単に出来ます。 スプレッドシートでリンクさせるIMPORTRANGE関数を使うことでできるので その方法を図にして書きま.
原則固定スプレッドは例外時にどれだけ
広がる? 日本時間早朝、相場急変動時、
重要経済指標発表時を徹底調査!
米ドル/円の原則固定スプレッドを0.2銭以下で提供している主要FX会社とそのスプレッド
マネーパートナーズ[パートナーズFX nano] …0.0銭原則固定(100通貨から3万通貨)
SBI FXトレード …0.09銭(1通貨から1000通貨)
GMOクリック証券[FXネオ] …0.2銭原則固定
DMM.com証券[DMM FX] …0.2銭原則固定
ヒロセ通商[LION 固定スプレッド FX] …0.2銭原則固定(~2/1までのキャンペーン)
外為どっとコム[外貨ネクストネオ] …0.2銭原則固定
トレイダーズ証券[みんなのFX] …0.2銭原則固定(午前8時から翌午前5時)
外貨ex byGMO[外貨ex] …0.2銭原則固定(午前9時から翌午前3時)
セントラル短資FX[FXダイレクトプラス] …0.2銭原則固定(午後4時から翌午前1時)
けれど、SBI FXトレードによると、2021年12月1日(水)7時から2022年1月1日(土)6時30分における、米ドル/円の1通貨から1000通貨までのスプレッド実績値は、0.09銭で100%提供されていたとのこと。そのため本記事では、SBI FXトレードの1通貨から1000通貨の米ドル/円スプレッドである0.09銭を実質的な原則固定とみなして扱うことにします。
また、SBI FXトレードと マネーパートナーズ[パートナーズFX nano] は、取引量によってスプレッドが変化しますが、今回は米ドル/円のスプレッドが一番狭くなる取引量でスプレッドを調査することにします。
なお、 ゴールデンウェイ・ジャパン(旧FXトレード・フィナンシャル)[FXTF MT4] & [FXTF GX] は、米ドル/円の原則固定スプレッドを0.1銭で提供しているFX会社ですが、チャートで確認できるレートが買値のみでした。売値を確認できないと、買値と売値の差であるスプレッドを算出できないため、今回の調査からは外しました。
日足始値スプレッドの平均値はDMM.com証券、トレイダーズ証券[みんなのFX]、外貨ex byGMO、GMOクリック証券だと、だいたい3~4銭前後
トレイダーズ証券[みんなのFX]、外貨ex byGMO[外貨ex]、SBI FXトレード、セントラル短資FX[FXダイレクトプラス]はいずれも、新年1発目の取引となる2022年1月3日(月)の日足始値スプレッドこそ例外的に広かったものの、1月4日(火)から1月7日(金)の日足始値スプレッドは同じでした。
なかでも、トレイダーズ証券[みんなのFX]は、1月4日(火)から1月7日(金)の日足始値スプレッドが3.9銭、外貨ex byGMO[外貨ex]は4.0銭と、今回調べた主要FX会社のなかでは狭いほうのスプレッドだと言えます。
セントラル短資FX[FXダイレクトプラス]だと、通常時は0.2銭原則固定(午後4時から翌午前1時)ですが、1月4日(火)から1月7日(金)の日足始値スプレッドは10銭まで広がっています。
上のFX会社の日足始値スプレッドは1月3日(月)から1月7日(金)まで毎日異なるものだったわけですが、新年1発目だった1月3日(月)を除いた、1月4日(火)から1月7日(金)の日足始値スプレッドの平均値を比べてみると、DMM.com証券[DMM FX]が3.375銭と、今回調べたFX会社のなかでは一番狭い結果となりました。
そして、DMM.com証券[DMM FX]の3.375銭に続いたのはGMOクリック証券[FXネオ]の4.225銭でした。先ほど連日同じスプレッドを提供していた会社は別にご紹介しましたが、そちらではトレイダーズ証券[みんなのFX]が3.9銭、外貨ex byGMO[外貨ex]が4.0銭でしたから、全部合わせるとGMOクリック証券[FXネオ]は4番手の狭さということになります。
また、マネーパートナーズ[パートナーズFX nano]は9.6銭で、連日同じスプレッドを提供していた会社の1つであるセントラル短資FX[FXダイレクトプラス]の10銭に迫る広さまでスプレッドが拡大していました。
今回の調査において、米ドル/円の0.2銭以下の原則固定スプレッドを、基本的に24時間配信しているのはマネーパートナーズ[パートナーズFX nano](100通貨から3万通貨)、SBI FXトレード(1通貨から1000通貨)、GMOクリック証券[FXネオ]、DMM.com証券[DMM FX]、ヒロセ通商[LION FX]、外為どっとコム[外貨ネクストネオ]なのですが、日本時間早朝はさすがに0.2銭以下というような狭いスプレッドを維持することはできず、1月3日(月)から1月7日(金)の日足始値においては、いずれも3銭以上にスプレッドは拡大していたということになります。
記事冒頭で書いたとおり、GMOクリック証券[FXネオ]の公式サイトでは、例外的にスプレッドが拡大する場合があるとの注釈があり、その他のFX会社においても、日本時間早朝にスプレッドが拡大する可能性があるということは、多くのFXトレーダーがなんとなく知っていることだと思います。
そこで、日本時間早朝の日足始値というタイミングでスプレッドが具体的にどれくらい拡大するのか、そのなかでも、どのFX会社が比較的狭いのかを調べてみたら、一番狭くても3~4銭前後だということがわかりました。
ここまでをまとめると、米ドル/円の原則固定スプレッドを0.2銭以下で提供している主要FX会社において、1月4日(火)から1月7日(金)までの日足始値スプレッドの平均値は、DMM.com証券[DMM FX]、トレイダーズ証券[みんなのFX]、外貨ex byGMO[外貨ex]、GMOクリック証券[FXネオ]だと、だいたい3~4銭前後で、それ以上に広がるFX会社もある、ということになりました。
多くのFX会社では、祝日などがない通常の週であれば、水曜日から木曜日に日付が変わるタイミングで、3日分のスワップポイントが付与されます。付与直後にスワップポイント分の利益を確定させようと、木曜の日足始値あたりで決済したくなるトレーダーもいるかもしれません。
ですが、1月3日(火)から1月7日(金)の日足始値を調べたかぎり、日足始値は通常時よりスプレッドが広い傾向がありましたから、木曜の日足始値でスワップポイント3日分の利益を確定させるというのは、あまり得策ではないと言えるのではないでしょうか。
米CPI発表時の米ドル/円スプレッドは、セントラル短資FX[FXダイレクトプラス]が1.9銭で一番狭かった
重要経済指標の結果次第で、相場が上下に大きく動く可能性がありますから、それに備えてFX会社はスプレッドを広くしているかもしれないわけですが、実際にはどうなのでしょうか。
今回は2021年12月分の米CPI (消費者物価指数) が発表された、2022年1月12日(水)22時30分の30分足始値のスプレッドを調査したところ、以下のようになりました。
2021年12月分の米CPIが発表された、2022年1月12日(水)22時30分の30分足始値において、米ドル/円のスプレッドが一番狭かったのは、セントラル短資FX[FXダイレクトプラス]の1.9銭でした。
1月4日(火)から1月7日(金)の日足始値スプレッドにおいて、セントラル短資FX[FXダイレクトプラス]の米ドル/円スプレッドは10銭まで拡大し、今回調べたFX会社のなかで一番広かったのですが、米CPIの発表時では逆に、今回調べたFX会社のなかで一番狭かったというのは、ちょっと意外な結果と感じます。
加えて、セントラル短資FX[FXダイレクトプラス]は通常、米ドル/円のスプレッドを0.2銭原則固定(午後4時から翌午前1時)で提供していますが、今回調査した主要FX会社のなかで一番、0.2銭原則固定の時間帯が短いFX会社です。
ということは、狭いスプレッド配信には消極的なのかな…と思いきや、1月12日(水)22時30分の米CPI発表時の、米ドル/円スプレッドは一番狭かったわけで、そういう意味においても意外な結果だったと言えるかもしれません。
続いて、トレイダーズ証券[みんなのFX]が2.9銭、GMOクリック証券[FXネオ]が3銭、DMM.com証券[DMM FX]が3.2銭とだいたい3銭程度、外為どっとコム[外貨ネクストネオ]と外貨ex byGMO[外貨ex]は4銭になりました。
ここで、本記事冒頭で紹介した、わけがわからない謎現象が解決することになります。
その理由は、米雇用統計発表予定時刻の1秒前に、米ドル/円の原則固定スプレッドが大きく拡大し、記者の買いポジションより5銭下に発注したストップロスの売り注文にヒットした、ということに他ならないのでした。
実際に、米CPI発表時だとマネーパートナーズ[パートナーズFX nano]では9.9銭、SBI FXトレードでは7.8銭と5銭以上に広がっています。今回の調査は米雇用統計発表時ではなく、米CPI発表時のものですが、米雇用統計発表時も同じようにスプレッドが拡大する可能性がありそうです。
また、1月4日(火)から1月7日(金)の日足始値スプレッドの平均値においても、マネーパートナーズ[パートナーズFX nano]は9.固定スプレッド 6銭と、セントラル短資FX[FXダイレクトプラス]の10銭に次ぐ広さでした。マネーパートナーズ[パートナーズFX nano]は例外的にスプレッドが拡大する場合、その幅が広いものになる傾向があるのかもしれません。
そもそも、マネーパートナーズ[パートナーズFX nano]は、100通貨から3万通貨の米ドル/円スプレッドを基本的に24時間、0.0銭原則固定で提供しているスゴイFX会社です。
マネーパートナーズ[パートナーズFX 固定スプレッド nano]は通常時、収益なしの0.0銭原則固定で提供している分、例外的にスプレッドを拡大する場合、その幅を広いものにしているのかも…しれませんね。
逆に言えば、この口座は例外的にスプレッドが拡大するようなときでなく、通常時に使った方がいいと言えるのかもしれません。「0.0銭原則固定」のマネーパートナーズ[パートナーズFX 固定スプレッド 固定スプレッド nano]は使いどころを考えたほうがよさそうですね。
相場急変動時のスプレッドは、日本時間早朝や重要経済指標発表時のスプレッドより狭い傾向がありそう
今回は、2022年1月18日(火)11時45分の米ドル/円15分足高値のスプレッドを調べてみました。
なぜこのタイミングを選んだのかというと、1月18日(火)11時46分前後に日銀金融政策決定会合の結果が発表され、米ドル/円が急上昇したからです。日銀は金融緩和の維持を決定したのですが、事前に日銀の利上げに関する報道が話題になっていただけに、米ドル/円が急上昇したのです。
つまり、1月18日(火)11時45分の米ドル/円15分足高値は、相場の急上昇中についたレートですから、FX会社によってはスプレッドが広がっている可能性が否定できません。
1月18日(火)11時45分の米ドル/円15分足高値のスプレッドは、マネーパートナーズ[パートナーズFX nano]、DMM.com証券[DMM FX]、ヒロセ通商[LION FX]が0.2銭でした。
DMM.com証券[DMM FX]、ヒロセ通商[LION FX]の米ドル/円スプレッドは通常、0.2銭原則固定ですから、日銀の金融緩和維持を受けた米ドル/円急上昇のなかでも、通常時のスプレッドを提示してくれたことになります。
一方、マネーパートナーズ[パートナーズFX nano]の米ドル/円スプレッドは基本的に24時間、0.0銭原則固定ですが、1月18日(火)11時45分の15分足高値では、スプレッドが0.2銭にじわりと広がっていました。
そして、外貨ex byGMO[外貨ex]は0.3銭、GMOクリック証券[FXネオ]は0.4銭、SBI FXトレードとトレイダーズ証券[みんなのFX]は0.5銭、外為どっとコム[外貨ネクストネオ]は0.6銭、セントラル短資FX[FXダイレクトプラス]は0.9銭と、通常時の0.2銭以下の原則固定スプレッドよりやや広がっていたことがわかります。
もっとも、1月3日(月)から1月7日(金)の日足始値スプレッドや、米CPIが発表された1月12日(水)22時30分の30分足始値スプレッドの広がり方に比べれば、1月18日(火)11時45分の15分足高値スプレッドは全体的にかなり狭いものにとどまっているとも言えます。
FX会社にとってみれば、日足始値や重要経済指標発表時刻などは事前にタイミングがわかっているため、スプレッドを広げやすい面がある一方、相場の急変動は原則固定スプレッド配信中に急に訪れるため、スプレッドを広げるにしても、原則固定に近いスプレッドになりやすい、といったことがあるのかもしれません。
1月4日(火)から1月7日(金)までの日足始値スプレッドの平均値を調べてみると、DMM.com証券[DMM FX]、トレイダーズ証券[みんなのFX]、外貨ex byGMO[外貨ex]、GMOクリック証券[FXネオ]がだいたい3~4銭前後で、それ以上に広がるFX会社もあることがわかりました。
多くのFX会社で、木曜の日足始値は3日分のスワップポイントが付与された直後にあたり、その場ですぐにスワップポイント分の利益を確定したくなりますが、日足始値のスプレッドが広い傾向を考慮すると、お得なタイミングとは言えなさそうです。
また、1月4日(火)から1月7日(金)までの日足始値スプレッドの平均値と、1月12日(水)22時30分の30分足始値スプレッドのいずれにおいても、マネーパートナーズ[パートナーズFX nano]は10銭ほど広がっていました。
「0.0銭原則固定」のマネーパートナーズ[パートナーズFX nano]は、例外的にスプレッドが拡大するようなときでなく、通常時に使った方がいい口座と言えるかもしれません。
そして、1月18日(火)11時45分の米ドル/円15分足高値のスプレッドはというと、DMM.com証券[DMM FX]、ヒロセ通商[LION FX]が0.2銭と通常どおりで、その他のFX会社では若干広がりました。
日本時間早朝や重要経済指標発表時のスプレッドの広がり方に比べれば、相場急変動時のスプレッドは全体的にかなり狭いものにとどまる傾向があり、取引条件はまだよい可能性が感じられました。
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