古いカメラやミシン、石原裕次郎のレコードやこけし、土佐犬の置物まで. 。実はこれらは廃棄されるのではなく、あるところに持って行くという。
こうした業者が頼りにするのが、国内19カ所に拠点を持つ「浜屋」(埼玉・東松山市)。この業界では知られた存在だ。
買取り値段は状態やグレードによって上下するものの、ラジカセの場合、約50~450円。エアコンは約3000~6000円、ミシンは約400~3000円。犬の置物やこけしなどは、まとめて1キロ約100円。
外食企業がコロナ禍で上場するメリット・デメリット(前編)株式上場の基礎知識
「具体的にいうと、昨今ニュースで話題になるような『コーポレート・ガバナンス・コード』と呼ばれる、上場会社に求められる社内の管理体制の基準などが求められるようになります。この基準に応えるための準備や経営が必要ですし、何か起こった際には株主に対してタイムリーに正確な情報を伝えなければいけません。同族経営などのマイカンパニーから、より広く『パブリックカンパニー=社会的公器』へと変わっていくことが求められるのです(有限責任監査法人トーマツ 公認会計士 寺門義昭氏 以下同)」
「社会的公器」であるための経営に必要な3要素
(1)事業の継続性及び収益性の確保
安定的に利益を計上する見込みがあり、経営活動の継続性の前提となる支払能力が維持されていること。
(2)組織的、計画的な経営の実践
ワンマン経営・属人的業務運営からの脱却が図られ、企業経営の健全性が確保されていること。
(3)ディスクロージャー体制の充実
投資家の投資判断に役立つ情報を、適時適切に開示できる体制を備えていること。
IPOのメリットは資金調達の増大。ではデメリットは?
上場するメリットとしては、よく知られるように「資金調達能力が増すこと」が挙げられる。財務体質も強化でき、より経営基盤を強化できるだろう。
2つ目は「知名度と企業イメージの向上」によるビジネスの拡大だ。「上場すればメディアで取り上げられる機会も増えますし、新規上場の際には、あえてPRしなくても証券会社など多くの媒体からPRができます。また、上場にあたりきちんとした審査を経たことで、企業のイメージや信用力も向上するでしょう。新たなビジネスに繋がったり、有利な条件で借り入れができるようになったり、借り入れに対する連帯保証が外れたりするケースもあります」
3つ目のメリットは「経営体質の強化」だ。上場に際し、自社の情報を適切にマーケットへ報告していく過程で、会社のソースがブラッシュアップされて強くなることが見込める。上場準備の段階から、監査法人が定期的に決算の確認をすることになるので、管理部門に対してのディスクロージャー制度のスキルアップ向上にもつながるだろう。その結果、業務の効率化が進み、社内にコンプライアンス徹底の風土が根付くことにもなる。
4つ目は「インセンティブプランの選択肢が拡大すること」。たとえば従業員が定期的に会社の株式を積み立てる形で購入できる「従業員持株会」や、従業員に株を買う権利を渡す「ストックオプション制度」など、株をベースにしたインセンティブプランを導入することができる。従業員持株会のメリットとしては、従業員に株式を渡す適正なチャンスができるのはもちろん、インサイダー取引などの規制にも抵触することなく会社の株式を買うことができるようになる。また、持ち株会が毎月一定量の株を買っていくということは、実は上場を維持するための要件(毎月一定の取引量が求められる)を満たすことにもつながる。
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